レチノールでA反応が出た…!すぐにやるべき対策と使い続けるコツ

レチノール使用後の赤み・乾燥・ヒリヒリ(A反応)は失敗ではありません。正しい対処法と、肌をゆっくり慣らしながら使い続けるコツを体験談を交えてご紹介します。


レチノール、期待して使い始めたのに—— 顔が赤くなる。皮がむける。カサカサに乾く。ヒリヒリしみる。

「高かったのに…」「私には合わなかったのかな…」「もう使えないのかな…」

そんなふうに悩んでいませんか? 先に、いちばん大事なことだけお伝えします。

その赤み・乾燥・ヒリヒリは、失敗ではありません。 そして、レチノールは「濃度が高いほど速くキレイになる」わけでもありません。薄いところからゆっくり慣らせば、ちゃんと付き合える成分です。今出ている反応も、正しく対処すれば落ち着いていきます。

(最後に、私自身のA反応体験談も載せています。よかったら読んでみてくださいね♪)


この記事のまとめ(タップで詳しい説明に飛べます)

🚑 A反応が出たら、すぐやること

  1. いったんレチノールをお休みする
  2. しっかり保湿する
  3. 肌に負担をかけることを避ける(シートマスク・スクラブなど)

こんなときは皮膚科へ(アトピー・ステロイド・日光アレルギー・極度の乾燥肌の人/痛みが強い・なかなかおさまらないとき)

🌱 落ち着いたら、使い続けるコツ(上から順に試すのがおすすめ)

  1. 塗る順番をいちばん最後にする
  2. 使う頻度を減らす
  3. 濃度を下げる
  4. 刺激の少ない誘導体に変える
  5. バクチオールなど類似成分に変える

そもそも、なんでA反応が起きるの?

レチノール(ビタミンAの一種です)には、肌のターンオーバー(生まれ変わり)を後押しする働きがあると言われています。

ターンオーバーとは、古い肌の表面が押し上げられて、新しい肌に入れ替わっていくサイクルのこと。これが急に早まると、まだ準備のできていない未熟な肌が表に出てきてしまいます。この未熟な肌は、肌を守る力(バリア機能)が弱いので、水分が逃げて乾燥し、ちょっとした刺激で赤くなったりヒリついたりします。これがA反応の正体です。

A反応の仕組み:表皮4層(基底層・有棘層・顆粒層・角質層)と、正常な肌・A反応が出た肌の比較

ここで大事なのは、濃度を上げても、肌が生まれ変わるスピードが上がるわけではないということ。増えるのは「肌が処理しきれないビタミンAの量」だけです。だから、キレイになるのが早まるのではなく、赤み・乾燥・ヒリヒリだけが増えてしまいます。

だからレチノールは、ガツンと効かせるのではなく、肌をゆっくり慣らしていくのがいちばんの近道なんです。


すぐやること①:いったんレチノールをお休みする

今は、肌がビタミンAにまだ追いついていない状態です。無理に使い続けると、別の肌トラブルにつながることもあります。まずは赤み・ヒリヒリが収まるまで、いったんお休みしましょう。

すぐやること②:しっかり保湿する

A反応中の肌は、とにかく乾きやすくなっています。乾燥はトラブルのもと。バリア機能が低下していると、髪の毛が触れたりホコリがついたりするだけでも刺激になりやすいので、人工的にうるおいの膜をつくって肌を守ってあげましょう。

ポイントは、**「内側をうるおいで満たす」→「最後にフタをする」**の順番です。

まず、セラミド・ヒアルロン酸・ヘパリン類似物質など、うるおいを与える成分でしっかり水分を入れます。そのあと、乳液やフェイスクリームでしっかりフタをしましょう。先に水分を入れてから油分でフタ、が基本です。

保湿の手順:無防備な角質層を、①うるおいで満たす→②油分でフタをする2ステップで守る

乾いたなと思ったら、何回でもこまめに塗り直してあげてくださいね。

A反応中は、低刺激でうるおいを与えて、しっかりフタをしたい時期。敏感に傾いた肌のことを考えて作られたラインなら、「水分→フタ」がそのまま組めます。どちらも化粧水・乳液・クリームがそろうので、好みのテクスチャーで。

▸ カルテHD

保水有効成分ヘパリン類似物質のほかに肌荒れ防止成分グリチルリチン酸ジカリウム、その他にも肌の潤いにこだわった処方。

▸ キュレル

1987年に独自のセラミド機能成分を開発した花王の、安心と信頼のブランドキュレル。乾燥性敏感肌に不足しがちなセラミドの働きを守り補ってくれます。乾燥性敏感肌を考えた低刺激設計になっているところも嬉しいポイント。

すぐやること③:肌に負担をかけることを避ける

A反応中は、バリア機能が下がっています。シートマスク(長時間の密着でしみやすくなります)やスクラブ、必要以上に痛い・しみるケアは、今はお休みしましょう。肌が落ち着いてから再開すれば大丈夫です。

こんなときは皮膚科へ

次に当てはまる人は、注意してください。

  • アトピーがある/ステロイドを使っている・使っていた
  • 日光(紫外線)アレルギーがある
  • もともと、かなりの乾燥肌・敏感肌

これらの人はA反応が出やすいうえに、その赤みが別の原因のこともあります。 また、「痛みが強い」「1〜2週間たっても全然おさまらない」「ジュクジュクする」といったときも、自己判断で続けず、皮膚科で相談しましょう。

これは諦めるのではなく、自分の肌を守る賢い選択です。


せっかく挑戦したのに、すぐやめてしまうのはもったいない! レチノールは、エイジングケア※で人気の成分です。ここで諦めず、肌に合うペースを一緒に見つけていきましょう。

使い続けるコツ①:塗る順番をいちばん最後にする

いちばん手軽で、今夜からできる方法です。スキンケアのいちばん最後にレチノールを塗ると、先に塗った化粧水やクリームがクッションになって、いちばんマイルドに肌へ入っていきます。「刺激が少し怖いな」という人は、ここから始めてみてください。

使い続けるコツ②:使う頻度を減らす

毎日ではなく、最初は2〜3日に1回、夜だけ。大丈夫だったら毎晩、それも平気なら朝晩…と、段階的に増やしていきます。肌をそのペースに慣らしてあげるイメージです。

使い続けるコツ③:濃度を下げる

高い手応えがほしくて、いきなり高濃度を使いたくなる気持ちはよくわかります。でも前述のとおり、いきなり高濃度にしても肌が追いつけず、A反応が出やすくなるだけ。まずは薄い濃度から、できるだけA反応を起こさずに、少しずつ上げていきましょう。

濃度が段階で分かれたシリーズだと、自分のペースで調整しやすいです。とくにサロン/クリニック専売のエンビロン(私も愛用)やゼオスキンは、低濃度から段階的に上げていく前提で作られています。私はエンビロンで、最低濃度から最高濃度まで1年ちょっとかけて上げました(体験談は後半に)。

使い続けるコツ④:刺激の少ない誘導体に変える

ひとくちにレチノール系といっても、いろいろな誘導体(似た仲間)があります。一般的に、肌への働きかけがしっかりめなものは刺激も出やすく、おだやかなものは刺激が少ない、と言われています。刺激が気になる人は、パルミチン酸レチノールやグラナクティブレチノイド(HPR)など、おだやかなタイプから始めるのがおすすめです。

レチノイド誘導体の種類:医薬品/医療機関・エステ専売/化粧品の3チャネルと、強さ・刺激の関係

▸ The Ordinary GR2エマルジョン

The Ordinaryの「GR2エマルジョン」は、グラナクティブレチノイド(=HPR)を2%配合した美容液。おだやかとされる比較的新しい誘導体です。誘導体から試したい人に。

▸ アンレーベル ラボ R エッセンスN

何種類ものレチノール誘導体を上位に重ねた、ちょっと珍しい設計の美容液。全成分を見ても誘導体が上の方に来ていて、それでいてレチノール初心者でも使いやすいよう考えられています。私も使ってみたい!笑 初めてレチノール系に挑戦するなら、ここからが良いかも。

使い続けるコツ⑤:バクチオールなど類似成分に変える

乾燥肌・敏感肌で、どうしてもレチノール系が合わないという人もいると思います。でも、諦めるのはまだ早いです。バクチオールという成分を試してみるのもひとつの方法。植物由来で、レチノールに似た働きがあると言われていて、比較的おだやかとされています。

▸ N organic Vie リンクルパック エッセンス

レチノール系がどうしても合わないなら、バクチオールという手も。N organic Vie リンクルパック エッセンスは、バクチオールを高濃度で配合した美容液です。


バケジョ体験談:最高濃度ユーザーの私でも、油断するとA反応は出ます

えらそうに対処法を書いてきましたが、実は私も、A反応を経験したことがあります(笑)。

私がエンビロンを使い始めたのは2022年。今もずっと愛用していて、現在は最高濃度(Aブーストインテリエンスやシークエンス4プラスなど)を使っています。でも、最低濃度から最高濃度まで(4段階+アルファ)到達するのに、1年ちょっとかかりました。

ちょうどその最高濃度に差し掛かった頃のこと。最初はなんともなくて「A反応を経験せずに最高濃度まで来ちゃった」なんて思っていたんです。でも、ある夏の日。外で4時間くらいスポーツをした日のこと。毎回、顔に塗って余ったレチノールを、もったいないから首にも塗っていました。

そうしたら日中、汗をかいたあたりで「なんだか首がしみる…!」 家に帰って見てみると、首が真っ赤。喉ぼとけのあたりがカサカサになっていました。「あ、これはA反応だ…」と。

たぶん、汗と強い日差しも重なっていたので、レチノールだけでなく、いろいろな刺激が一気にきたんだと思います。(首って顔より皮ふが薄いですし、顔ほど慣らせていませんでしたしね。日焼け止めはガッツリ塗っていたのに!)

どうしたかというと、さきほどの対処法そのまま。その夜から、首に塗るのはストップして、しっかり保湿。A反応が落ち着いてから、また顔に塗って余ったぶんを首に乗せてみたら、今度は平気でした。それ以来、A反応は出ていません。

ここでお伝えしたいのは、1年ちょっとかけて最高濃度まで来た私でも、油断すると出るということ。逆に言えば、いきなり高濃度を買って急いでも、いいことはあまりありません。肌が追いつけず、赤み・乾燥・ヒリヒリが増えるだけです。それなら、低濃度からゆっくりステップアップしていくほうが、結果的にレチノールを使いこなせるようになる近道だと思います。

美肌は1日にしてならず。コツコツお肌に「ビタミンA貯金」をしていきましょう♪


おわりに

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。 この記事が、あなたのレチノールのお悩みを少しでも軽くできていたら嬉しいです。

レチノール系は、使いこなせるようになると肌がツヤッとした印象になるのが嬉しくて、私は大好きな成分です♡

これから、SNSでも発信していく予定です。「こんなことが知りたい」「これ良かったよ」などあれば、ぜひのぞいてみてくださいね。役立つ記事もどんどん増やしていくので、ブックマークしてもらえたら励みになります☆

では、また次の記事で。バケジョでした〜!


※エイジングケアとは、年齢に応じたうるおいケアのことです。

この記事は、私自身の体験と、公開されている専門家の情報や資料を参考にまとめています。肌の状態には個人差があります。不安なときや症状が強いときは、自己判断せず皮膚科で相談してください。